夜中寝ている時や朝起きて伸びをした際にふくらはぎに激痛が走ったことはありませんか?
どうしようもできないくらい、痛いですよね。
良く足が「つる」という風に表現されますが、特にふくらはぎの筋肉がつっている状態を
「こむらがえり」というように呼びます。
こむら返りとはどのような状態かというと、
人間のからだは筋肉の収縮と弛緩を調節することによって、バランスのとれた動きをします。この調節の仕組みは、脳から信号が神経を通って筋肉にある受容体が調整し筋肉の収縮が起こり、次に筋肉や腱のセンサーから逆方向に信号が中枢に送られ、どれくらい収縮するか弛緩するかが決められています。
しかし、この調整がうまく行われない場合、筋肉は収縮した状態のまま(痙攣)となり、強い痛みを起こします。
これが、こむらがえりです。極めてまれなことですが、全身の筋肉が痙攣する場合は、「全身こむら返り症」と言います。
こむら返りは60歳以上の30%で発症するという大変多い症状の一つです。
考えられる原因はさまざまです。
特に若年者の場合、日中に激しい運動をすることで脱水状態、熱中症の際にもこむら返りはみられます。
筋肉にかかわるナトリウム、カリウムなど電解質のバランスの崩れも原因になりやすいです。
そのほか、高齢者では夜中から明け方に多く。
筋肉不足や足の冷えにより血流が悪化したときに起こりやすくなります。
睡眠中は、足の爪先が下を向いている位置に来るためふくらはぎが縮んだ状態になっており、神経が興奮して筋肉を収縮させやすく、また、足底に圧がかかっていないため
筋肉の緊張を調整する機能が働かず筋収縮をさらにひどくして、こむら返りを引き起こしやすくします。
また、日ごろからふくらはぎの筋肉を酷使している方はこむらがえりになりやすい傾向にあります。長時間の歩行や立ち仕事の方、長時間の運転をされる方は常にふくらはぎに力がはいっている状態で、筋肉が疲弊してしまい血液のポンプ作用が働かなくなってしまいます。その結果、筋肉に酸素や栄養素が運ばれずにこむらがえりの原因となってしまうのです。
手技治療で表面的な筋肉の硬さを取り除き、その後奥深くの原因までアプローチできる【トリガーポイント針治療】もしくは【ハイボルト治療】を組み合わせて素早い症状改善を目指します。
トリガーポイント針治療とは
痛みの原因となる《筋肉》や《筋膜》そして《トリガーポイントそのもの》を内部から刺激するため、効率的に筋内部の血流を改善することができます。
また、針による刺激は筋肉や生体にとって異物であるため《自己免疫》が働き反射的に血液が集まってきます。
その他、様々な生体反応や反射を利用して痛みやしびれなどの症状を効果的に改善していくのが「トリガーポイント針治療」です。
ポイントをしっかり捉えるため、「そこそこ!」「痛気持ちいい~」「ほぐれてきた!」と患者様からご好評の声を多くいただいております。
ハイボルト治療とは
電気治療ときくと「痛そう…」というイメージがあるかもしれません。
しかし、ハイボルト治療器は電気のビリビリした感覚を感じにくい周波数でつくられており不快感なく治療を受けていただけます。
また、この治療器はプロアスリートも使用している安全で安心な治療器です。
電圧の強さもお一人お一人に合わせて調節いたしますのでご安心ください。
心地よい刺激が足の奥まで効いていく感覚を是非ご体感いただければと思います。
施術後は自宅での過ごし方やお一人お一人にあったケア方法・日常で気を付ける事をお伝えし一緒に症状改善を目指していきます。
特にこむらがえりは、栄養管理も重要です。
まずこむら返りの予防法は筋肉の細胞の働きを良くするためカリウムやナトリウムを摂りすぎに注意しながら必要な量を摂取する事です。
ナトリウムは主に食塩から摂取することが多く、現在日本人が目標とすべき食塩の摂取量は、日本の食文化を考慮して、18歳以上女性では1日7.0g未満、男性では8.0g未満と言われています。
カリウムは18歳以上男性で1日2,500mg、女性では2,000mgと言われています。また高血圧の一次予防のための量としては18歳以上の男性で3,000mg、18歳以上の女性で2,600mgと言われています。カリウムは野菜にも含まれますが茹でたり煮たりする事で溶け出してしまうため生野菜を摂取する事をお勧めします。もしくは、サプリメントで補給することもお勧めします。
血流不足・冷えによるこむら返りの予防としては、温熱予防が大切です。一般的で簡単に効果が出るものとしては湯船に浸かるのが非常に良いとされています。39度から42度までの間で約15分間の半身浴が効果的と言われています。お風呂上りにストレッチをするとさらに大きな効果を発揮します。
1つストレッチをご紹介しますので是非行なってみてください♪
こちらは、ふくらはぎの筋肉をのばすストレッチです。
ふくらはぎの筋肉は大きく分けて【腓腹筋(ひふくきん)】と【ヒラメ筋】に分けられます。
ひざを伸ばしながらストレッチをすると腓腹筋が伸ばされ、ひざを曲げながら行うとヒラメ筋が伸びていきます。
どちらも効果的ですので是非行なってみてください。
こむらがえりでお困りの場合はぜひ一度平川接骨院グループにご相談ください。