捻挫とはスポーツや転倒によって骨と骨との連結部分が本来ある位置から強制的に離された状態のことを言います。簡単にいうとひねって痛めてしまったケガのことです。
私たちが自由に身体を動かすためには身体を支える支柱となる骨、骨と骨をつないでいる関節、関節をスムーズに思い通りに動かす筋肉がお互いに相互に関連することで働いてくれています。関節をさらに強固にするために働いているのが靱帯です。
関節部位に負担が掛かりますので関節周囲の靱帯や筋肉を傷めてしまい場合によっては断裂や骨が欠けてしまうような骨折を起こすこともあります。
捻挫は足首だけでなく交通事故での頸椎捻挫や、突き指も捻挫に含まれます。
捻挫は損傷の具合によって3つに分かれます。
図中の前距腓靭帯を損傷することが最も多いです。
問診・視診・徒手検査により損傷の程度がどれくらいであるかを検査し、その上でエコーやレントゲンといった画像検査を行い診断が行われます。
受傷直後からできるだけ早くRICE処置(Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上))を行い、腫れや炎症反応を抑えて症状の回復に努めます。
捻挫後から72時間を経過するまでは温めるのは厳禁で血流がよくなることで腫れが強くなることがあります。Ⅲ度損傷になってくると運動を完全中止し、RICE処置を行い、その後2~3週間はギブスで固定をします。
不安定性が強いものに関しては手術の適応となることもあります。
急性期を過ぎてからは血流改善や機能回復のための物理療法・運動療法を行います。
受傷機転や受傷直後から来院に至るまでの状態の変化を詳しくお聞した上で腫れや内出血の状態を確認します。問診やあらゆる徒手検査によって損傷の度合いを確認し処置を行います。
急性期の場合RICE処置を行ってテーピングをして安静を治療法として選択します。
大切なのはここからです。急性期を終わってからの過度な安静はスポーツや日常生活への復帰を遅らせてしまいます。
私たち平川接骨院グループでは早期復帰を目的に靱帯の損傷だけに目を向けるのではなく同時に痛めている筋肉の損傷にもアプローチをしていきます。又、痛みの長期化を防ぐため捻挫後に硬まっている筋肉の凝りに対して血行を促すように手技やハイボルト・針治療をさせていただきます。
足関節捻挫は最初の処置はとても大切ですがそれだけがすべてではありません。
難治性や早期回復を考えると急性期が終わってからの治療も大切で、適切な治療やリハビリを行うことで再発も同時に防ぐことが可能です。
急性期の処置から慢性化した捻挫後の痛みまで、痛みの専門家がお困りの症状を一人一人の患者様に合わせて改善していきます。スポーツ復帰、痛みのない日常生活にはやく復帰するためにも全力でサポートします!
ぜひ一度、大阪平川接骨院グループにご相談ください。