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2023.09.19

肩こりは浅い呼吸が原因?正しい呼吸法を徹底解説!

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こんにちは!

大阪府「平川整体院/針灸治療院グループ」柔道整復師の林です。

本日は多くの人が悩んでいる肩こりについてご紹介します!

肩こりの原因を正しい呼吸法で根本改善しよう

肩こり 女性

 

肩こりの原因は様々で、長時間のデスクワークや姿勢、筋力不足、ストレスなどが一般的に挙げられますが、意外にも誰もが毎日行っている“呼吸”との問題が深く関連していることをご存じでしたか?

この記事を読んで正しい呼吸法を身につけ、肩こりを軽減・予防していきましょう。

 

 

呼吸と肩こりの関係性

実は私たち人間は、1日に約22000回も呼吸を行っています。


これだけの回数の呼吸を毎日続けているということは、間違った呼吸をしていると私たちの身体に及ぼす影響も大きいということです…。
例えば、呼吸は姿勢と関係しているため、正しい呼吸を行わないと猫背や反り腰の原因になることがあります。

なかなか治らない肩こりにお悩みの方は、実は呼吸法に問題があるのかもしれません!

 

 

呼吸について

呼吸に大きく関係しているのは、肩甲骨(けんこうこつ)の働きです。

肩甲骨とは背中の左右に羽のようについている骨のことです。これらの骨の動きは呼吸と密接に関係しています。なぜなら、呼吸は肺自体が膨らみ縮むことによって行われているのではなく、胸郭(肋骨・胸椎・胸骨)、肩甲骨、横隔膜などが呼吸をサポートして行われているのです。
肺には筋肉がないため、肺の膨張と収縮を支えるのは周りの骨と筋肉です。正しい呼吸では、息を吸うと肺だけではなく胸郭も広がり、肩甲骨は胸郭の広がりを邪魔しないように内側に適切に移動します。

しかし、姿勢が悪く周囲の筋肉が硬直していると、胸郭と肩甲骨の動きが制限され、肺に十分な空気が送り込まれなくなります。

 

呼吸をスムーズに行うためにも、まずは肩甲骨周りの筋肉を柔らかくし、肩甲骨の動きを改善する必要があります。そうすることで、筋肉は柔軟性を取り戻し、呼吸が楽になります。

 

肩こり ストレッチ

 

 

 

正しい呼吸法とは

ここでお伝えしている「正しい呼吸」とはあくまで安静時の呼吸のことです。
呼吸は身体が勝手に調整するものなので、運動した際に呼吸が荒くなっているのはその時にとっては間違いなく正しい呼吸です!

 

 

さて、正しい呼吸とはどのようなものでしょうか?

 

まず皆さん、お腹と胸に手を置いて5秒かけてゆっくりと息を吸い込み、その後も5秒かけて息をゆっくりと吐き出してみましょう。

 

このとき、お腹と胸が同時に膨らんでいるのがわかりますか?これが理想的な呼吸の方法です。

逆に、肩を上げて息を吸っていたり、腰を反らして呼吸をしていた人は要注意です!このような呼吸を続けると胸郭や肩甲骨の動きが制限され、肺に十分な空気が送り込まれなくなり、結果的に肩こりや呼吸に関する症状を引き起こす可能性があります。

 

なぜ呼吸で肩こりを引き起こすのか

前述したように正しい呼吸を行わないと猫背や反り腰の原因となり、肩こりの悪化につながります。
ではどのように呼吸が肩こりに影響するのか?大きく分けて2つあります。

 

 

①姿勢

まず1つ目は姿勢です。

特に長時間のデスクワークや携帯を操作する姿勢が悪いと肩や首に過度の負担がかかります。多くの人は作業中に背中を丸め、肩が前に入り込んだ姿勢になりがちです。

このような猫背や前かがみの姿勢では肺が圧迫され浅い呼吸になります。呼吸が浅いと血流が悪くなり、酸素や栄養素が上手く伝達できず、筋肉が硬くなった“トリガーポイント”が発生します。

血流不足から生じたトリガーポイントに加え、悪い姿勢による肩や首への過度な負担が組み合わさることで、肩こりへと繋がります。

 

②ストレス

2つ目はストレスです。人は緊張したりストレスを感じると無意識に肩や首に力が入ってしまいます。

またストレスには深呼吸を妨げ、浅い呼吸を促進する傾向があり、浅い呼吸によって代謝や血流の悪化を引き起こしやすくなります。

その結果、胸郭や肩甲骨の動きが制限され、肩こりが発症します。

 

このように、姿勢の悪さやストレスから無意識のうちに呼吸が浅くなり筋肉が固まり、肩こりを引き起こしていたのです。

 

 

そこで、肩こりを引き起こさない呼吸とはどのようなものなのか。

具体的なケア方法をご紹介します。

 

 

 

肩こりを予防する正しい呼吸法

寝る前の深呼吸

毎日寝る前に深呼吸を行うことをおすすめします。

深呼吸の時に重要なのは「鼻呼吸」です。

方法としては、まず鼻で5秒吸い込み1度停止してから、5秒かけてゆっくりと吐き出します。これを10回繰り返すとリラックス効果が得られ、睡眠の質が向上します。

慣れるまで最初は苦しいかもしれませんが、少しずつ秒数を伸ばしていくことを心がけましょう!

 

肩こりストレッチ

 

 

 

肩甲骨の動きを良くするストレッチ

呼吸は肺だけでなく胸郭や肩甲骨の動きにも関連しています。

正しく呼吸をするために肩甲骨の動きを促すためのストレッチ動画を2つご紹介します。

 

どちらも3分ほどでできる簡単なストレッチなので、日々のすきま時間に是非やってみてください!

 

●肩甲骨体操①

 

 

●肩甲骨体操②

 

 

 

まとめ

いかがでしたか?

呼吸と肩こりは密接に関連しており、間違った呼吸方法が肩こりの原因となることを知っていただけましたでしょうか。

 

この記事をきっかけに正しい呼吸法を意識的に取り入れて、肩こりを軽減・予防していきましょう!

 

 

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この記事を書いた人

ハヤシ ヒロカズ林 宏和

<経歴>
2007年4月 平川接骨院 入社
2012年7月 久我の杜平川接骨院 院長
2018年6月 平川接骨院 本院 院長
2019年4月~ 人材部部長

関西で16店舗の平川整体院グループ人材部部長
業界歴15年、全国の学生採用から入社後の技術研修、教育を担当

・柔道整復師 鍼灸師免許取得 
・体表解剖学研究会 修了
・社内体表解剖研修 担当
・ハワイ大学人体解剖研修 修了
・韓国大田大学人体解剖研修 修了

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