こんにちは!大阪「平川接骨院」柔道整復師の林です。
首まわりに痛みやだるさ、動かしづらさを感じたら、肩こりではなく首こりを疑いましょう!
肩こりと違って、首こりは放っておくと神経にまつわる不調を招きます。
セルフケアや適切な治療の方法を知って、早めに解消することが大切です。
もちろん普段から気をつけていれば、予防もできます。
ここでは首こりについて、肩こりとの違いや原因、改善・予防する方法を解説していきますよ。
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首こりとは?肩こりとの違いや原因をチェック!
首こりで多く見られるのは「後頭部のだるさや違和感」「首の動かしづらさ」などの症状です。
症状の現れる箇所が近い肩こりと混同しがちですが、「こり固まる筋肉・引き金・放置によるリスク」の3つに多少の違いがあります。
肩こりでこるのは主に、首の後ろから肩・背中にかけて広がる僧帽筋(ぞうぼうきん)と呼ばれる筋肉です。
同じ姿勢での長時間作業、猫背や前かがみなどの悪い姿勢、運動不足、ストレス、冷え、なで肩、ショルダーバッグの使用などが引き金となります。
これらが原因で肩周辺の筋肉がこわばり、周囲の血管を圧迫、酸素や栄養素の供給・疲労物資の除去を妨げて、筋肉の緊張や炎症が起こるというのが、肩こりのメカニズムです。
一方メカニズムは同じですが、首こりでは主に、後頭下筋群(こうとうかきんぐん)と呼ばれる筋肉がこります。
後頭下筋群は頭と首の骨をつなぎ、目のピント調節や目・まぶた・頭の動きをコントロールしている筋肉です。
そのため、肩こりと同様、同じ姿勢での長時間作業、猫背や前かがみなどの悪姿勢、運動不足、ストレス、冷えによっても首こりは生じますが、目の酷使、高さの合わない枕の使用によっても引き起こされます。
首こりを放置すると、神経にまつわる不調を招きやすいのも肩こりと違う点です。
人によっては、次のような症状が見られます。
- ピリピリとした痛み
- 頭痛
- めまい・吐き気
- 倦怠感・疲れやすさ
- 不眠
- 集中力の低下
- イライラや不安感などの精神的な不調
- 食欲不振
- 血圧や脈拍の異常
首まわりは自律神経をはじめとする神経が集中しており、こわばった首の筋肉はこれらを圧迫します。
特に自律神経は内臓の働きをコントロールするため、上で示したような不調が生じるのです。
首こりと比べ、首こりはさらに重い疾患につながるリスクが高いと言えるでしょう。
中には肩こりか首こりか、判断に迷っている方もいますよね?
首をゆっくりと回して、回しづらさを感じたら、首がこっている証拠です。
首こりとわかったら放置せずに、これからご紹介する方法で早めに対処しましょうね。
首こりの効果的な改善法は?自分でできる対策や治療法・整体での施術法をご紹介!
首こりの改善策として、セルフケアの方法と専門機関での治療法について紹介します。
セルフケアの方法
ここでは、簡単にできる首のマッサージとストレッチをご紹介します。
こわばった首まわりの筋肉をほぐしていきましょう。
首のマッサージ
首の後ろ側を、頭蓋骨のへりから首すじにかけてマッサージしていきます。
- 首をはさんで両側にある、頭蓋骨付け根の筋肉の盛り上がりへ左右の親指をそれぞれセットする
- 筋肉の盛り上がりから首すじに沿って、指をスライドさせながら押していく
- 最初に指をセットした箇所から外側へ1cmほどずらした位置から、②と同様に頭蓋骨のへりから首すじにかけて押す
- さらに、もう一度スタートの位置をさらに外側へずらし、②と同じように押していく
首のストレッチ
ストレッチ中に痛みを感じる時はすぐに中止してください。
無理に伸ばそうとするのも禁物です。
- 両手を組んで後頭部に当てる
- 手の重みを使い、前へ倒すようにして首の後ろ側を伸ばす
整形外科や整体院といった専門機関での治療法
症状が軽いならセルフケアで十分かもしれませんが、先ほど述べた神経による不調や慢性化が見られるなら、専門機関を利用した方が良いでしょう。
整形外科や整体院、整骨院(接骨院)では一般的に、次の方法で首こりを治療します。
- 薬物療法・注射療法(痛み止めや局所麻酔で痛みを抑える)
- 理学療法(温熱療法・牽引療法・電気療法など、血行や運動機能の改善を目指す)
- 整体(バランス整体・指圧・あん摩マッサージ・カイロプラクティック・姿勢矯正など、筋肉のこわばりや骨の歪みを治す)
今挙げた治療法の中で、首こりの根本的解決につながる可能性があるのは整体です。
ただし、カイロプラクティックや姿勢矯正といった骨の歪みを正すものではなく、バランス整体や指圧、マッサージといった筋肉のこわばりを解く施術に限ります。
先ほど述べた通り、首こりの原因は主に筋肉のこわばりだからです。
平川接骨院でも、筋肉のこわばりへ重点的にアプローチする「トリガーポイントリセット整体」を行っています。
「トリガーポイントリセット整体」は、1976年創業の平川接骨院が今までの知識や経験を元に編み出した、独自の施術方法です。
筋肉のこわばり解消に特化しているため、効果的に首こりを治療できますよ。
首こりは予防できる!首こりに効果的な5つの予防法
首こりは悪化すると神経系のツライ症状につながる恐れがあるため、できれば予防したいですよね。
ここでは、首こりの効果的な予防法を全部で5つ紹介します。
長時間のパソコン・スマホの使用は避ける
目の酷使は首こりにつながるため、パソコンやスマホを長時間使うなど、目に負担のかかる行為はなるべく避けましょう。
特にパソコン作業の多い方は、こまめに目を休めたり、目薬をさしたりして、目に疲れがたまらないよう注意してください。
正しい姿勢を保つ
パソコンやスマホを使用していると、猫背やうつむいた姿勢になりがち。
この姿勢は頭を支えるために、首へ大きな負担がかかります。
姿勢の悪さに気づいたら、すぐに背筋を伸ばし、頭が前へ出ないようにしましょう。
首を冷やさない・温める
冷えも首こりにつながります。
首を冷やさず温めることが大切です。
首を温める方法として、例えば次のようなものがありますよ。
- 衣服や防寒具で首までしっかり覆う
- 湯船に浸かる
- 蒸しタオルを首に当てる
- 温熱シートや磁気ネックレスを活用する
自分に合った枕を使う
高さの合わない枕を使っていると、寝ている間はずっと首に負担がかかった状態になっています。
目安として、仰向けの状態で枕に頭を乗せた時、目線が真上ではなく、胴体側に5度くらい下がっていれば、ちょうど良い高さだと言われていますよ。
ストレスをためない
ストレスがたまると自律神経が乱れ、筋肉のこわばりを引き起こします。
ストレスのため過ぎは、肩こりをはじめとする他の不調にもつながりかねません。
自分なりの方法でこまめに発散していきましょう。
首こりは放置せず早めに対処!治療には整体も効果的!
首こりとは、頭や目の動きを支える首の筋肉がこり固まった状態のことです。
肩こりと違い、悪化すると吐き気やイライラ、食欲不振など、神経に関する不調が現れるリスクも。
症状が軽いうちは、マッサージやストレッチでセルフケアしても良いでしょう。
整形外科や整体院、整骨院(接骨院)などの専門機関では、薬物療法や理学療法、整体などの治療法が行われています。
首こりを根本的に解決したいなら、筋肉のこわばりを解消できる整体がおすすめです。
大阪平川接骨院にも、首こりを根本から治療する施術「トリガーポイントリセット整体」があります。
電話、メール、LINEから簡単にお問い合わせ・予約ができるので、ぜひお気軽にお問い合わせください!