日常的に頭痛を抱えているものの、「片頭痛だから」と我慢して放置してしまっている人も少なくないのではないでしょうか。
最初は我慢できていた頭痛でも、症状が悪化すると日常生活に支障をきたすことも。
さらに、思わぬ病気が隠れていたということも考えられるでしょう。
「頭痛」とひとことに言っても実は原因はさまざまで、症状に対する対処法や予防法も異なります。
そこで今回は、頭痛の原因を解説するとともに、それぞれの症状に対する対処法・予防法を紹介します。
日常的に頭痛に悩まされているという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
頭痛の原因とは?頭痛の種類と症状を知ろう
「頭痛」と呼ばれるものには、大きく分けて「一次性頭痛」と「二次性頭痛」の2種類のものがあります。
それぞれの原因と症状を解説します。
一次性頭痛
1つは「一次性頭痛」といい、大きな病気が隠れているわけではなく、ストレスや生活習慣などから発生する頭痛です。
残業が続いて疲れているときや肩こりからくる頭痛などが、この「一次性頭痛」にあたり、一次性頭痛の種類には「片頭痛」「緊張型頭痛」「郡発頭痛」「三叉神経・自律神経性頭痛」といったものがあります。
一次性頭痛の主な原因と症状は下記のとおりです。
一次性頭痛の種類 |
片頭痛(血管性頭痛) |
緊張型頭痛(筋肉収縮性頭痛) |
群発頭痛、三叉神経・自律神経性頭痛 |
主な症状 |
・頭の片側(または両側)がズキズキと痛む ・吐き気、嘔吐が伴う ・体を動かす、入浴すると悪化する ・視覚症状や感覚症状の予兆が現れる |
・後頭部、こめかみ、額が締めつけられるように痛む |
・頭の片側の目の周囲〜こめかみ(前頭部~側頭部)にかけての激しい痛み ・同じ側の目の充血、涙、鼻水、鼻づまり、まぶたの下垂 |
痛みが続く期間 |
4~72時間ほど持続 |
長い間続く |
1日に2~8回、数日~3カ月ほどの間、集中して続く |
考えられる原因 |
・ストレス、疲れ ・アルコール、カフェインの摂取 ・睡眠不足、睡眠過剰 ・月経 ・人ごみや騒音など ・天候の変化(低気圧) |
・ストレス ・顎関節症 ・姿勢の悪さによるもの(長時間同じ姿勢でいるなど) ・運動不足 ・眼の疲れ |
・飲酒 ・喫煙 ・血管拡張剤の服用 ・気圧の変化 |
二次性頭痛
一方、病気が原因で頭痛が起こることを「二次性頭痛」と呼びます。
くも膜下出血や脳腫瘍、うつ病などの病気が隠れている可能性があるため、放置してしまうととても危険です。
今まで感じたことがない激しい痛みが起こる、頭痛意外にも身体に異変を感じる、頭痛の原因が特に思い浮かばない、という場合は、早めに受診することをおすすめします。
熱中症やアルコール、更年期障害が原因の可能性も
上記の原因以外にも、熱中症やアルコール、更年期障害が原因で一時的に起こる頭痛もあります。
これらは、原因があると言う意味で「二次性頭痛」に分類されることが多いですが、原因を取り除くことで自然に治ることが多い頭痛です。
更年期障害の場合は、女性ホルモンであるエストロゲンの量が急激に変化すること、精神的な不安によるストレスの両方が原因で頭痛が引き起こされるとされています。
頭痛の原因別の対処法や予防法を知ろう
頭痛の中でももっとも多いのが、一次性頭痛の「片頭痛」と「緊張型頭痛」だと考えられています。
それぞれの対処法と予防法を紹介しますので、日常的に頭痛に悩まされているという人はぜひチェックしてみてくださいね。
片頭痛の対処法と予防法
上でも紹介したように、片頭痛は下記のような症状を伴います。
- 頭の片側(または両側)がズキズキと痛む
- 吐き気、嘔吐
- 体を動かす、入浴すると悪化する
片頭痛の原因は脳の血管が急激に拡張することだと考えられ、その周辺の三叉神経が刺激され、その刺激によって発生した炎症物質がさらに血管を拡張することによって引き起こされます。
片頭痛の対処法・予防法は下記のとおりです。
<片頭痛の対処法>
- アルコールやカフェインの摂取を控える
- 暗くて静かな場所で安静にする
- 痛みの感じる部分を冷やす
<片頭痛の予防法>
- 規則正しい生活を心がける
- コーヒーやお茶、脂肪が多い食べ物を控える
- 疲れやストレスを感じたら早めに休息をとる
- 寝不足や寝過ぎに気をつける
緊張型頭痛の対処法と予防法
緊張型頭痛の症状としては、後頭部、こめかみ、額が締めつけられるように痛むことが特徴的です。
一見、片頭痛と勘違いしがちですが、「ズキズキという痛みではない」「日常の動作で悪化するようなことはない」「吐き気や嘔吐などは伴わない」といった面で、片頭痛とは異なります。
精神的や身体的なストレスが原因なことが多く、長時間同じ姿勢をとり続けている時に起こりやすいです。
緊張型頭痛の対処法・予防法は下記のとおりです。
<緊張型頭痛の対処法>
- 痛みを感じる部分や体全体を温める
- 気分転換をしてストレスを緩和する
<緊張型頭痛の予防法>
- 長時間同じ姿勢でいることをやめる
- 作業中、仕事中は定期的に肩や首をほぐす
- 湯船にゆっくり浸かる、マッサージなどで血行を改善する
整体・接骨院で改善される場合も!平川接骨院での頭痛の改善方法
頭の重さは体重の約1/8と非常に重く、首や肩周りの筋肉はその重い頭を常に支えている状態になっています。
私たちは日常デスクワークやスマートフォンの操作などで首が前かがみになる時間も多く、その分首や肩まわりの筋肉には大きな負担がかかることになります。
慢性的な頭痛の原因は、この負担が筋肉にかかり続けたためである場合が非常に多いです。
筋肉に継続して負荷をかけると、酸素不足や栄養不足になり硬化し、その状態が続くことで筋肉内にしこりができます。
そのしこりがやがてトリガーポイントとなり、頭痛を発生させてしまうのです。
平川接骨院では、頭痛に悩まされて来院していただいたお客様に対して、まず感じている症状を詳しく問診し、症状の原因をしっかりと究明することから始めます。
頭痛の原因が筋肉からだと判明したら、患部の血流を改善させ、内側から緊張やこわばりを緩和させ、トリガーポイントを取り除いていきます。
直接の原因になっている筋肉への手技治療はもちろん、鍼治療、それ以外にも機器を用いたハイボルト治療を組み合わせて、症状の改善を目指します。
受診時に頭痛の症状を伝えるポイント
病院の受診時に、頭痛の症状をうまく医師に伝えるのは難しいですよね。
きちんと診断をしてもらうためにも、以下のポイントを意識して伝えるようにしましょう。
<頭痛の症状を伝えるポイント>
- いつごろから頭痛が始まったか
- どの部分が痛むか(頭の片側か両側か、前頭部か後頭部か、など)
- どのように痛むか(ズキズキ、締め付けられるように、など)
- 頭痛の頻度(毎日、週に数回、突発的に、など)
- 頭痛が始まった頃と現在とで、痛む箇所や痛み方に変化はあるか
- 温めるのと冷やすのとではどちらが楽になるか
- 頭や身体を動かしたり入浴したりすると、頭痛が悪化するか
- 光や音、においに対して、頭痛中に敏感になるか
- 家族など血縁関係がある人に、同じく頭痛に悩んでいる人がいるか
頭痛の原因は病気かも?放置せずに早めの受診を
慢性的に頭痛に悩まされている方は多くいます。
ひとことに頭痛と言っても種類によって症状はさまざまですが、多くの場合は「片頭痛」や「緊張型頭痛」が原因であることが考えられます。
頭痛の種類によって対処法や予防法は異なりますので、自身の頭痛の原因をしっかりと解明することが大切です。
中には大きな病気が隠れている場合もありますので、放置せずに早めに受診することをおすすめします。
また、頭痛の原因は頭を支えている首や肩の筋肉によるものの場合も多く、その場合は整体や接骨院での改善も十分に見込めます。
頭痛がするけど原因がわからない、病院に行くほどでもないけどどうしよう、とお悩みの方は、我慢せずに大阪府高槻市の平川接骨院にご相談ください!
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