整体に関する知識

2022.02.19

整体でぎっくり腰は改善できる!症状や治療方法をチェック

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こんにちは!大阪府高槻市「平川接骨院」柔道整復師の林です。

 

何か物を持ち上げようとしたら、腰の強い痛みに襲われて動けなくなってしまう。

このような「ぎっくり腰」の経験があるという人は、決して少なくはないでしょう。

 

治療ができる場所として病院を思い浮かべる人も多いと思いますが、ぎっくり腰は整体でも改善することができます。

 

そこで今回は、整体でのぎっくり腰の治し方について詳しく解説します。

ギックリ腰の女性

 

 

整体でぎっくり腰は治る?まずは症状や原因をチェック

整体がぎっくり腰の治療として効果的なのか、疑問に思う方もいるでしょう。

 

結論からいうと、整体でぎっくり腰を改善することは可能です。

その理由は、ぎっくり腰が起こる原因にあります。

 

ぎっくり腰の症状や主な原因とは

ぎっくり腰は正式には「急性腰痛症」と言い、主な症状は腰に起こる急激な痛み。

 

「重いものを持ち上げた」「勢いよく起きあがろうとした」「咳やくしゃみをした」など、普段の何気ない動作をしたときに発症するという特徴があります。

 

熱を持った痛みやぴりっと走る痛み、つっぱるような痛みなど感じ方は様々ですが、寝ている状態から体を起こす動作や立っているだけ・座っているだけで痛みを感じることもあり、ひどい場合だと身動きも取れません。

 

腰の痛みなので、腰の骨(腰椎)に異常が起こったのかと考える人も多いでしょう。

しかし実際は、腰椎の周りの筋肉の損傷が痛みの原因であることがほとんど。

 

腰の周りの筋肉は、人間の体の中でも特に大きな負担がかかる部分です。

歩く時・立っている時・座っている時のいかなる場合でも、姿勢の維持や上半身の重みを支えるために働いています。

 

常に大きな負担がかかり続けると、筋肉は疲労し血流が低下し酸素や栄養が不足します。

そして、筋肉は硬く緊張した状態となり、何気ない動作でもけいれんが起こり強い痛みが生じるのです。

 

腰の筋肉に負担がかかる原因は、骨格の歪み・姿勢の悪さ・筋肉の衰え・激しい運動による筋肉への負荷など様々。

年齢や運動量などにかかわらず、誰でもぎっくり腰になる可能性はあります。

 

ぎっくり腰で病院へ行く目安、整体で改善する理由とは

ぎっくり腰で数日以上歩行が難しい状態が続く場合や、下肢に痺れが発生している場合は、単なるぎっくり腰ではないケースもあるため一度病院に行くことを検討しても良いでしょう。

しかし、ある程度の歩行が可能な場合は整体もおすすめです。

 

病院で行われるレントゲンなどの画像検査では、筋肉の異常を見つけるのは困難。

そのため、痛み止めの内服薬や湿布薬による対症療法で終わってしまうのがほとんどです。

 

一方、画像検査はできないものの、問診や触診で痛みの原因を特定するのが整体のアプローチの仕方。

 

そして、痛みの原因となっている筋肉の凝りや、凝りを引き起こしている骨格の歪みなどを改善するための施術が行われます。

 

薬による対症療法ではなく、原因の根本的な解消を図るため改善が期待できるのです。

 

「病院で治療をしても完全に改善されない・シップや痛み止めが効かない」「ぎっくり腰を複数回繰り返すうちに、慢性腰痛になってしまった」「ギックリ腰を繰り返さない体に改善したい」という人も、整体での治療を考えてみても良いでしょう。

 

ぎっくり腰の原因・症状・治療法などについては「ぎっくり腰とは?その症状や原因、改善・治療方法をチェック!」でも解説しているので、ぜひご覧ください。

 

 

整体でぎっくり腰は治る!その改善方法とは

整体の施術

先ほどもご説明した通り、整体でぎっくり腰を改善させることは可能です。

 

では、具体的にどのような方法でぎっくり腰を改善させるのでしょうか?

一般的な治療例を交えて解説していきます。

 

整体での一般的な治療例

整体院や接骨院で行われる、整体での治療例として2つの方法をご紹介します。

 

骨格の矯正

ぎっくり腰の治療方法の1つに、骨盤や背骨といった骨格の矯正があります。

 

人間の背骨は、歩行時の衝撃を和らげるために緩やかなカーブを描いています。

これを「生理的湾曲」といい、腰椎は体の前方に向かって湾曲している状態(前弯)が正常です。

 

ところが、猫背や片足だけに重心がかかる立ち方などの悪い姿勢が続くと、腰椎の平坦化や後弯(後方に丸まっていくこと)が生じます。

このような腰椎のバランスの異常は、周りの筋肉に必要以上の負担をかけてしまいます。

その結果、血流が低下して筋肉が硬く強ばり、ぎっくり腰となってしまうのです。

 

そこで行われるのが、腰椎の歪みを矯正するための施術。

この時、骨盤も歪んでいることが多いため同時に矯正を図ります。

 

骨盤や腰椎が正しい位置に矯正されれば、筋肉の負担が軽くなり、痛みも解消されるという仕組みです。

 

筋肉の凝りをほぐす

腰回りの筋肉の凝りをほぐす施術も、整体でよく行われる治療の1つ。

 

先ほどご説明した通り、ぎっくり腰の主な原因は筋肉の血流不足と過度な緊張。

骨盤や腰椎を矯正しても、筋肉の凝りが残っていると再び痛みを引き起こす恐れがあります。

そのため、筋肉の血流を改善し凝りをほぐす施術が、ぎっくり腰の根本的な治療となるのです。

 

具体的には、手技療法(マッサージなど)、物理療法(電気療法、温熱療法)、鍼灸療法などの施術が行われます。

 

骨格の矯正も含め、どれか1つが単独で行われるのではなく、いくつかの施術を組み合わせて行われるのが一般的です。

 

平川接骨院でのぎっくり腰の治療方法

平川接骨院では「トリガーポイント」に着目した施術を提供しています。

 

トリガーポイントとは、痛みの原因となる筋肉のしこりのこと。

ずっと同じ姿勢でいたり、一部の筋肉に負荷がかかり続けるような動作を繰り返すことで筋肉が太くなります。

筋肉が太くなると中の血管が圧迫され、血流が低下します。

 

血流が不足することで酸素や栄養が十分に行き渡らなくなり、筋肉はどんどん硬くなっていきます。

こうしてできたしこりが、慢性的な腰痛や肩こりなどの痛みを引き起こす原因に。

 

ぎっくり腰の痛みも、このトリガーポイントによるものだということがわかっています。

 

当院でのトリガーポイントに対する治療法は「トリガーポイントリセット整体」と「ハイボルト治療法」です。

 

「トリガーポイントリセット整体」は、手技を中心とした当院独自の治療方法。

問診や検査で特定したトリガーポイントに対し、重点的な手技治療を施して症状の改善を図ります。

 

手で届かないような奥深くにトリガーポイントがある場合に行われるのが「ハイボルト治療法」です。

 

ハイボルト治療は高圧の電気刺激を利用した治療法で、筋肉の奥深くにあるトリガーポイントを刺激して血流の改善を図ります。

電気刺激を利用した治療ですが痛みは少なく、患者様からは「心地が良い」「即効性がある」と高い評価をいただいております。

 

ハイボルト治療とは?その方法や効果を詳しく解説!」もご参考ください。

 

 

ぎっくり腰になった直後の対処法も知っておこう

湿布

整体で治すことは可能でも、発生直後は痛みが強くて動けないことが多いのがぎっくり腰。

無理に動いたり誤った対処を行ってしまうと、かえって悪化させるかもしれません。

 

そこで、ぎっくり腰が発生した直後の対処法をご紹介します。

 

まずは安静にする

ぎっくり腰の発生直後は、腰回りの筋肉に炎症が起こっています。

痛みを我慢して動いてしまうと、炎症を促してしまい症状を悪化させてしまいかねません。

発生直後は無理をせず、安静にして過ごすことが重要です。

 

ただし、あまりにも長い期間の安静は禁物。

休んでいる間に筋力が低下し、悪化や再発を招く恐れがあります。

痛みのピークは2〜3日と言われているので、安静期間はこれを目安にすると良いでしょう。

 

患部を冷やす or 温める

ぎっくり腰の発生直後の患部は、炎症により熱を伴います。

これは炎症物質による反応で、発症後48時間はこの状態が続くとのこと。

冷やすことで、ある程度炎症を抑えることは可能です。

48時間を目安に、冷湿布や布で包んだ氷のうで患部を冷やすようにしましょう。

 

冷やしすぎは血流を悪化させる恐れがあるため、一定の間隔を空けながら冷やしていくことが大切です。

 

ただし、痛めた当日など炎症がひどい場合は冷やすのが効果的ですが、少しでも自力で動けるようになった場合は温めた方が筋肉がほぐれて治りやすくなります。

 

腰に負担をかけない姿勢をとる

ぎっくり腰が発生した後、仰向けで足を伸ばして寝るのは避けましょう。

この姿勢は腰に力が集中してしまい、痛みを悪化させてしまうからです。

 

膝の下に丸めた毛布などを置いて、膝を90度くらいに曲げると、腰への負担が少ないのでおすすめです。

 

左右どちらかが痛い場合は、痛い方を上にして横向きになり、毛布や抱き枕を抱いて寝るのも良いでしょう。

 

 

ぎっくり腰に整体は有効!悪化させないための対処も

ぎっくり腰の主な原因は、過度な負担による筋肉の緊張。

 

筋肉に大きな負担がかかり続けると、血流の流れが悪くなって筋肉は硬い状態となり、何気ない動作でもけいれんが起こって強い痛みが生じます。

 

腰の筋肉に負担がかかる原因は、骨格の歪み・筋肉の衰え・激しい運動による筋肉への負荷など様々。

 

そして筋肉の緊張を引き起こすのは、猫背や重心の偏った立ち方といった姿勢の悪さも原因です。

悪い姿勢で過ごし続けることで背骨や骨盤が歪み、筋肉を緊張させてぎっくり腰を招いてしまいます。

 

整体は、骨格の歪みや筋肉の凝りをほぐすことに特化した治療方法。

痛みの原因となっている筋肉や骨格にアプローチし、痛みを根本的に取り除いていきます。

そのため、ぎっくり腰の治療にも整体は有効なのです。

 

ただし発生直後は強い痛みを伴うため、いきなり整体の施術を受けるのは困難でしょう。

まずは安静にして患部を冷やし、ある程度痛みが落ち着いてから施術を受けると早期の改善が期待できます。

 

大阪府高槻市の平川接骨院では、ぎっくり腰に対する手技治療やハイボルト治療を提供し、1日も早い症状改善を目指した治療を提供しています。

ぎっくり腰による痛みにお困りの方や対処方法が分からない方、再発を繰り返している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

 

この記事を書いた人

ハヤシ ヒロカズ林 宏和

<経歴>
2007年4月 平川接骨院 入社
2012年7月 久我の杜平川接骨院 院長
2018年6月 平川接骨院 本院 院長
2019年4月~ 人材部部長

関西で16店舗の平川整体院グループ人材部部長
業界歴15年、全国の学生採用から入社後の技術研修、教育を担当

・柔道整復師 鍼灸師免許取得 
・体表解剖学研究会 修了
・社内体表解剖研修 担当
・ハワイ大学人体解剖研修 修了
・韓国大田大学人体解剖研修 修了

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