鍼に関する知識

2022.03.10

鍼で寝違えは改善可能?治療方法を詳しくチェック!

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こんにちは!大阪府高槻市「平川接骨院」柔道整復師の林です。

 

朝起きた時に首が動かなかったり、動かすと痛みを感じたりという経験はありませんか?

それは主に「寝違え」によるもので、寝起きでなくても同じような症状が起こることはよくあります。

 

軽いものであればすぐ治ることもありますが、ひどいものだと数日続くこともあり、生活に支障が出てしまいますよね。

そんなときには「鍼治療」がおすすめです。

 

今回は、寝違えの鍼治療の方法を詳しく解説していきます。

寝違えたときの応急的な対処法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

寝違え

 

 

寝違えに鍼治療は効果的?治療方法とは

「寝違え」と一言にいってもさまざまな原因があり、それぞれに合わせた治療が必要です。

寝違えの原因から治療方法について解説していきます。

 

寝違えの原因

寝違えの原因は、寝相の悪さや寝ている間の姿勢に問題があることが多いです。

自分に合っていないマットレスや枕を使うことで首に負担がかかり、筋肉が凝り固まってしまい、朝起きた時に首を動かしたことで炎症が起こってしまうのです。

 

それ以外にも、日頃の疲れやストレスなどが蓄積することによって、寝違えを起こしてしまう人も多くいます。

 

また、事故やスポーツによる損傷や外傷が原因となって、寝違えと同じような症状が起こるケースも考えられます。

 

さらに内臓疾患が原因で寝違えが起こることもあります。

肝臓や胆のう、胃や膵臓が弱ってしまった際、それらを守るために姿勢が歪み、別の場所に負担がかかってしまうことが原因です。

 

寝違えの詳しい原因や予防方法については「寝違えの原因は?直後の注意点や治療方法、予防策もチェック」でも解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。



寝違えに鍼治療が効果的な理由

寝違えに鍼治療が効果的な理由は、寝違えが筋肉の損傷によるものだからです。

 

鍼治療で血流が促進されると、筋肉に不可欠な酸素や栄養素が届けられます。

すると、それらを材料として、痛みを起こしにくい柔軟性のある筋肉がつくられるのです。

 

また、内臓疾患による寝違えについても、該当する内臓につながるツボを鍼で刺激し、血流を改善して内臓機能を整えることができるため、効果が高いといえます。

 

寝違えの治療方法

寝違えによる治療は、一般的に「急性期(初めの2〜3日)」と「亜急性期(5日目以降)」で治療方法が異なります。

 

急性期は患部がまだ熱を持っている場合が多いので、患部を直接刺激することは避け、患部を冷やしながら、患部から遠い場所にあるツボを使った鍼治療を行っていきます。

 

主に使うツボは、ひじから先にある、落沈(らくちん)、腕骨(わんこつ)、後渓(こうけい)、外関(がいかん)などです。

 

亜急性期は発症から日が経っており炎症が治まっている場合が多いので、直接、患部である筋肉にアプローチしていきます。

 

鍼による刺激と指圧を組み合わせて治療していくケースが多いです。

その際は痛みを感じる場所だけでなく、周辺の筋肉についても影響が出ていないかを調べ、凝り固まっている筋肉があればそこにも治療を行います。

 

痛みがある場所が首であっても、直接的な原因は首の筋肉ではなく、周辺の筋肉のこわばりによって血行不良等が起こっているケースが考えられるからです。

 

平川接骨院での寝違えの治療方法

平川接骨院では、寝違いを引き起こした筋肉の血流を良くするため、手技治療・鍼・ハイボルト治療器を併用して寝違えの治療を行っていきます。

 

なお、やみくもに筋肉を刺激して症状を悪化させないよう、治療前には身体の構造を理解した国家資格保有者がしっかりと原因を検査し、適切な施術を行います。

 

痛みの原因となっている筋肉のコリ(トリガーポイント)を見つけ、鍼治療やハイボルト治療器で直接アプローチすることで、筋肉の血流改善を目指します。

 

​​施術後は自宅での過ごし方やお一人お一人にあったケア方法をお伝えし、一緒に症状改善を目指していきます。

 

 

寝違えが起きたときの応急的な対処法も知っておこう

首にシップを張る女性

寝違えには鍼治療が効果的とはいえ、寝違えが起こったときに接骨院に出向くことはなかなか難しいですよね。

応急的な対処法を紹介しますので、寝違えが起きたときにはぜひ実践してみてください。

  • 消炎鎮痛成分の入った冷湿布を貼る
  • 氷のうを使ってアイシングする
  • 腕のツボ(手首から肘に向かって腕の外側を触っていく中で肘に近い痛みの強い箇所)を押しながらゆっくりと手首を内外に回す

 

炎症が起こっている状態で患部が熱を持っているときに冷やすことは効果的ですが、長時間冷やすとかえって筋肉の血流をさまたげて回復を遅らせる可能性もあります。

冷やす場合は1時間程度を目安にしてください。

 

 

寝違えが起きたときには針灸院で鍼治療を受けよう

朝起きた時に首が動かなかったり、動かすと痛みを感じたりする「寝違え」。

疲労の蓄積や事故の衝撃が原因となって起こることもあります。

 

寝違えを起こしてしまったら、まずは応急措置として冷湿布や氷のうを使って患部を1時間程度冷やしましょう。

寝違えを起こしてからある程度日にちが経っていればマッサージも効果的ですが、患部が熱を持っている間は直接刺激を与えることは避けてください。

 

内臓疾患による根本的な原因の解決や、炎症が起こっている最中でやみくもにマッサージできない間の治療として「鍼治療」が最適です。

寝違えは放置せず、早めに接骨院や鍼灸院で治療するようにしましょう。

 

大阪府高槻市の平川接骨院では、寝違えの原因を根本から改善するための治療を提供しています。

治療後にも生活習慣のアドバイスなど、総合的にサポートいたします。

寝違えを早く治したい方や対処方法が分からない方、寝違えを繰り返している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

 

この記事を書いた人

ハヤシ ヒロカズ林 宏和

<経歴>
2007年4月 平川接骨院 入社
2012年7月 久我の杜平川接骨院 院長
2018年6月 平川接骨院 本院 院長
2019年4月~ 人材部部長

関西で16店舗の平川整体院グループ人材部部長
業界歴15年、全国の学生採用から入社後の技術研修、教育を担当

・柔道整復師 鍼灸師免許取得 
・体表解剖学研究会 修了
・社内体表解剖研修 担当
・ハワイ大学人体解剖研修 修了
・韓国大田大学人体解剖研修 修了

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