鍼に関する知識

2022.04.25

鍼で足底腱膜炎は改善できる!症状や治療方法をチェック

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こんにちは!大阪府高槻市「平川接骨院」柔道整復師の林です。

 

「足底腱膜炎(足底筋膜炎)」という疾患をご存じでしょうか?

足の裏が炎症を起こす疾患で、長い時間立っていたときや、スポーツをはじめた瞬間などに痛みを感じます。

 

また、起床後に床に足をつけた瞬間に痛みが走るなんてことも。

 

足底腱膜炎は放置してしまうと、痛みが大きくなってしまう恐れがあるため、鍼など適切な治療を行うことが大切です。

 

そこで今回は、足底腱膜炎の鍼による改善効果についてのお話です。

足底腱膜炎の症状や原因、予防方法などもあわせてご紹介します。

鍼で足底腱膜炎改善

 

 

足底腱膜炎とは?症状や原因からチェック

そもそも「足底腱膜炎(そくていけんまくえん)」とは、足の底に負担がかかることにより足の指の付け根〜踵部分にある「足底腱膜」が炎症を起こし、痛みを引き起こす疾患です。

 

「足の裏が痛い」といってもさまざまな症状がありますが、足底腱膜炎の場合は、体重をかけ始めた瞬間に足の裏(特に踵〜土踏まず)に痛みを感じることが特徴です。

起床時の一歩目や、歩く際に踵が地面についた瞬間に痛みを感じる場合は、足底腱膜炎を疑いましょう。

 

また、踵〜土踏まず付近に痛みを感じるのも足底腱膜炎の特徴ですので、参考にしてください。

 

足底腱膜炎の原因は?

足底腱膜炎の原因として考えられるのは、足底腱膜の硬直です。

 

踵からアーチ状に広がっている足底腱膜は、歩くときやスポーツをする際などに、体重によってかかってしまう負担を軽くするクッションのような役割を持っています。

 

しかし、加齢による柔軟性の低下やふくらはぎの筋肉の緊張により、足底腱膜が凝り固まってしまうことがあります。

クッションの役割を持つ足底腱膜が硬くなると、うまく伸び縮みができずに細かくキズが入り、足底腱膜炎を引き起こすのです。

 

また、若い人でもサイズの合わない靴の使用を続けていたり、長時間足に負担をかけたりすると、足底腱膜炎を発症する恐れがあります。

 

足底腱膜炎の詳しい症状や原因は「足底腱膜炎とは?症状や原因、治療法まで詳しく解説!」でも解説していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

 

足底腱膜炎は鍼で改善可能?その改善方法とは

足底腱膜炎は鍼で改善

足底腱膜炎は、一般的な病院治療のほかに、鍼で改善することも多いです。

鍼での改善方法について詳しく解説していきましょう。

 

足底腱膜炎の一般的な治療方法は?

足底腱膜炎は、一般的に薬やリハビリなどで改善することが多いです。

 

病院を受診して足底腱膜炎と診断された場合、一般的には非ステロイド性消炎鎮痛剤や湿布を使って炎症を抑える治療から始めることがほとんどです。

 

基本的には安静にして、痛みを発症する原因となる長時間の歩行やスポーツを控えることが大切です。

 

鍼が効く理由は?東洋医学的な足底腱膜炎の捉え方

東洋医学では、足底腱膜炎の痛みの原因として「不通即痛(ふつうそくつう)」というものを考えています。

不通即痛とは、体の循環が悪くなることで痛みを発症するという考えです。

 

通常、体に炎症がある場合は、痛みは徐々に強くなっていきます。

 

しかし、足底腱膜炎の初期の場合は、起床時や歩行のスタート時に痛みが発症しますが、そのあとは痛みが消えるという特徴があります。

 

そのため東洋医学では、足底腱膜炎は体の循環が悪くなることで発症する不通即痛として考えられているのです。

 

不通即痛に西洋医学で使用する消炎鎮痛剤を投与すると、体の循環をさらに悪くするため、足底腱膜炎の症状はかえって悪化する恐れがあります。

 

そこで、足底腱膜炎は体の巡りを良くする「鍼灸施術」によって改善を目指すことが可能なのです。

 

平川接骨院の足底腱膜炎の治療法

平川接骨院では、足底腱膜炎の原因となっている筋肉の状態を改善していくことを第一に、治療に取り組みます。

 

とはいえ、腫れや熱など炎症の症状がある場合は、まずはアイシングなどの標準的な治療を行い、炎症を抑えていきます。

その後、痛みを引き起こしている根本の筋肉であるトリガーポイントを突き止め、このトリガーポイントに対して鍼治療をメインに血流を改善する治療を行いながら痛みを取り除きます。

 

トリガーポイントへの治療は、鍼治療に加えて、「ハイボルト治療(痛みなく筋肉深部まで電気刺激をする施術)」も使用します。

治療はもちろん、患者様の症状に合わせた自宅でのケア方法のアドバイスや、日常生活での相談も受け付けていますので、お気軽にご相談ください!

 

足底腱膜炎の予防方法もある?

足底腱膜炎は、日常生活でちょっとしたことに気をつけるだけで予防することが可能です。

 

足底腱膜炎の予防法をいくつか紹介します。

 

<足底腱膜炎に有効な予防法>

  • ヒールの高い靴や固い革靴の使用頻度を抑え、日頃からクッション性のある靴を履く
  • ふくらはぎの筋肉や足の裏のストレッチやマッサージをする
  • 扁平足やハイアーチの場合はインソールを使う
  • 日常的にテーピングを使う

 

​​日頃から仕事やスポーツで足を酷使するという方は、ぜひ取り組んでみてくださいね。

 

 

足底腱膜炎は鍼で改善が可能!症状がある場合は早めに受診を

 

長い時間立っていたときや、スポーツをはじめた瞬間、起床後に床に足をつけた瞬間などに足の裏に痛みを感じたら、「足底腱膜炎(足底筋膜炎)」かもしれません。

 

足底腱膜炎は、足の裏にある腱膜に傷が付いたり硬直したりすることにより、足底に痛みを引き起こす疾患です。

 

足底腱膜炎は一般的な炎症による痛みではなく、「不通即痛」といって体の循環が悪くなることで痛みを発症するという東洋医学の考え方があります。

そのため、体の巡りを良くする「鍼灸施術」によって改善を目指すことも可能です。

 

少しの痛みだからといって足底腱膜炎を放置してしまうと、痛みの慢性化や歩けないほどの激痛につながる可能性も考えられます。

足底腱膜炎の疑いがある場合には、早めに病院や鍼灸院を受診するようにしましょう。

 

足の裏が痛むけど原因がわからない、病院に行くほどでもないけどどうしよう、とお悩みの方は、気軽に大阪府高槻市の平川接骨院にご相談ください!

治療はもちろん、生活習慣のアドバイスまで、経験豊富な柔道整復師が総合的にサポートいたします。

 

この記事を書いた人

ハヤシ ヒロカズ林 宏和

<経歴>
2007年4月 平川接骨院 入社
2012年7月 久我の杜平川接骨院 院長
2018年6月 平川接骨院 本院 院長
2019年4月~ 人材部部長

関西で16店舗の平川整体院グループ人材部部長
業界歴15年、全国の学生採用から入社後の技術研修、教育を担当

・柔道整復師 鍼灸師免許取得 
・体表解剖学研究会 修了
・社内体表解剖研修 担当
・ハワイ大学人体解剖研修 修了
・韓国大田大学人体解剖研修 修了

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