こんにちは!大阪府高槻市「平川接骨院」柔道整復師の林です。
姿勢の悪さや目の酷使が原因で引き起こされる首こり。
放置していると頭痛や吐き気などの症状を伴う場合もあり、悩んでいる方も多いでしょう。
そんな慢性化した首こりには、鍼による治療が効果的です!
今回は、首こり解消に鍼が効果的な理由や、鍼灸院での治療の流れについて解説していきます。
目次
鍼は首こりに効果あり!その理由や鍼治療への疑問を解説
首や後頭部にだるさ、動かしづらさを感じたら、首がこっている証拠です。
首には神経が集中しているため、首こりを放っておくと頭痛や吐き気、倦怠感などの症状が現れます。
これらの症状が出る前に、鍼治療で根本的に首こりを解消するのがおすすめです。
ただ、今まで鍼治療を利用したことのない方は、利用頻度や痛みに対して、疑問や不安を感じているのではないでしょうか。
そんな方のために、ここでは首こりの鍼治療に関する3つの疑問「首こり解消になせ鍼が効果的なのか」「首こりを治すには何回治療を受ければいいのか」「治療の際に痛みはあるのか」についてお答えします!
鍼は首こり解消になぜ効果的?
鍼が首こり解消に有効なのは、こっている筋肉を直接刺激できるからです。
首こりに限らず、こっている箇所に鍼を打つと、脳が鍼による刺激を異物と認識し、自己免疫機能を働かせます。
すると、こった筋肉へ血液が集まるため、筋肉は柔らかさを取り戻すのに必要な酸素や栄養素を受け取ることができ、こりが解消されるのです。
さらに、血液によって蓄積していた疲労物質が押し流されることで、患部のだるさや不快感も解消されます。
また、刺入する深さを調節して、体の深いところにあるこりもほぐせるため、慢性化した首こり解消にも有効です。
首こりを治すのには鍼を何回利用すればいい?
軽い首こりなら、1度の治療で解消することもあります。
慢性化した首こりでも、数回の治療で改善するでしょう。
利用頻度の目安としては、症状がきつい間は週3~4回ほど、症状が良くなったら週1回ほどがおすすめです。
症状解消後も、定期的にメンテナンスすることで、再発を予防できます。
ただし人によってこり具合は違ってきますので、自分に合った頻度は鍼灸師の方と相談して決めましょう。
鍼での治療は痛くないの?
治療で使われる鍼の太さは、一般的に約0.1㎜~0.3㎜で、髪の毛と同じくらいの細さです。
そのため、痛みはほとんどありません。
毛穴や痛点(全身に散らばっている痛みを感じる点)に触れた時、筋膜を通過した時などに、少しチクッとしたり、重さを感じたりする程度です。
ちなみに、鍼は使い捨てですので、衛生面でも安心ですよ。
首こりに対する鍼治療の流れや施術方法もチェック!
鍼治療は、問診、診察、施術の順で行われるのが一般的です。
問診では鍼灸師が、気になる症状や生活習慣、体質などについて詳しく伺います。
首こりの原因を把握し、適切な治療方針を立てるためです。
続いて診察では、触診や姿勢のチェックを行い、治療する箇所を決めていきます。
こり具合やこりの原因を正確に見極める必要があるため、気になる点があれば、この時にご相談ください。
問診と診察を終えたら、ベッドに仰向けやうつ伏せになっていただき、施術を行います。
首こりといっても、鍼を打つ箇所は首の後ろに限らず、肩甲骨や背骨のまわり、腕、脚、お腹など、症状によって様々です。
鍼の効果を持続させるために!普段からできる首こりの改善方法
せっかく鍼で首こりを解消しても、姿勢が悪かったり、パソコンを長時間使用したりする生活を続けていれば、徐々に首の筋肉はこっていきます。
鍼の効果を持続させるには、治療と並行して自分で首まわりのケアをすることも大切です。
ここでは、普段からできる首こりの改善方法について3つご紹介します。
①首を温める
首を温めると、首まわりの血行が良くなって、症状緩和につながります。
首こりを感じたら、次のような方法で首を温めましょう。
- 蒸しタオルを首に当てる
- 温熱シートを貼る
- 磁気ネックレスをつける
- 湯船に浸かる
②ストレッチを行う
パソコン作業の途中や長時間同じ姿勢でいた時などは、ストレッチで首まわりの血行を良くするのもおすすめです。
両手を組んで後頭部に当てたら、手で首を前に倒し、首の裏側を伸ばしていきます。
ただし無理に伸ばそうとはせず、痛みを感じたらすぐに中止してください。
ツボ押しをする
鍼ではなく、自分でツボを押すだけでも、症状は違ってきます。
首こりに効果がある5つのツボを、下の表に示しました。
ツボの名前 |
ツボの位置 |
天柱(てんちゅう) |
首の骨の外側にあるくぼみ、後頭部の髪の生え際あたりにある |
風池(ふうち) |
天柱から指1本分ほど外側にずれたところ |
曲池(きょくち) |
ひじを曲げた時にできるシワの先端で、腕の外側にある方 |
手三里(てさんり) |
ひじを曲げた時にできる、腕の外側にあるシワから手の方向に指3本分離れたところ |
合谷(ごうこく) |
手の甲で、親指と人差し指の骨がぶつかるところから、人差し指の方へ少しずれたところにあるくぼみ |
ツボを押す強さ、回数、タイミングは次の通りです。
- 押す強さ:「イタ気持ちいい」くらい
- 押す回数:1回約6秒×3セット
- 押すタイミング:深呼吸をして、口から息を吐くタイミングで押す
あまり強く押しすぎると「もみ返し」が起こって痛みを発するため、やりすぎに注意してください。
鍼は首こり解消に効果あり!セルフケアも合わせて行おう
首こりは放置していると、頭痛や吐き気などの症状が現れる可能性があります。
悪化する前に、こりへ直接アプローチできる鍼治療を受けるのがおすすめです。
はじめのうちは週3〜4回ほどの頻度で利用し、症状が良くなったら週1程度でメンテナンスすると良いでしょう。
初めて利用する方は痛みが心配かもしれませんが、髪の毛と同じくらい細い鍼を使うため、ほとんど痛くありません。
一般的な鍼治療の流れとしては、問診と診察で体の状態や症状の原因をしっかりと把握してから施術を行います。
首こりの場合、鍼を打つのは首の後ろや背中、腕、脚、お腹などです。
施術を受けた後、鍼の効果を持続させるためには、ストレッチやツボ押しによって、自力でも首こりを改善していくのがおすすめです。
大阪府高槻市の平川接骨院でも、首こりの治療法として「トリガーポイント鍼治療」を行っております。
電話、メール、LINEから簡単にお問い合わせ・予約ができるので、ぜひお気軽にお問い合わせください!