鍼に関する知識

2021.12.16

腰痛改善には鍼が効果的!その理由や具体的な施術を詳しくチェック

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こんにちは!大阪府高槻市「平川接骨院」柔道整復師の林です。

 

ひどく痛むわけではないけれど、なかなか良くならない腰痛。

特に3ヶ月以上続くものを一般的に「慢性腰痛」と呼びます。

 

そんな慢性腰痛には、鍼による治療が効果的です!

 

今回は、鍼治療が慢性腰痛に効果的な理由や具体的な施術方法、鍼治療を受けた後の注意点など、鍼による腰痛の解消法について詳しく解説していきます。

腰痛改善には鍼

 

 

鍼は腰痛にどう効果が?治療院の利用の仕方もチェック!

慢性腰痛のほとんどは、姿勢や運動習慣、筋肉の使い方といった生活習慣により、腰まわりの筋肉で血行不良や炎症が起こることで生じます。

血行不良や炎症が起こると、筋肉は硬くなり、痛みを発するようになるのです。

 

具体的にどのような習慣が腰痛につながるのかは「腰痛が治らない原因をチェック!危険な症状や対策もご紹介」で紹介しています。

気になる方はぜひご覧ください!

 

では、慢性腰痛の原因である筋肉のこわばりを解消するには、どんな治療が効果的なのでしょうか?

 

注射や整体など、いくつかある治療法の中で、特におすすめなのが「鍼治療」です。

 

ここでは、慢性腰痛の改善に鍼が効果的な理由とともに、鍼治療の利用頻度や鍼ではなく病院での治療が必要な場合の判断基準について、解説していきます!

 

なぜ鍼治療は腰痛に効果的?

結論から言うと、鍼が腰痛改善に効果的なのは、こわばった筋肉を柔らかい状態に戻し、痛みやしびれの原因物質を取り除く効果があるからです。

 

先ほど言った通り、慢性腰痛の原因は、ほとんどが腰まわりの筋肉のこわばりです。

鍼治療では、こわばった筋肉にあるツボへ鍼を打ち、刺激を与えます。

 

すると、刺激を与えられた筋肉に血が集まり、血行が良くなるのです。

これは、脳が刺激を異物と認識し、異物から体を守ろうと自己免疫機能を高めるために起こります。

 

血行が良くなると、こわばった筋肉は柔らかさを取り戻すのに必要な酸素や栄養を受け取ることができ、こわばりが解消されるのです。

さらに、たまっていた疲労物質や痛みを生じさせる物質が血液によって押し流されるため、腰の痛みやしびれが改善します。

 

腰痛改善に効果的な鍼灸院の利用頻度は?

1回の施術で痛みがすっかり治まることもありますが、慢性的な腰痛は日頃の姿勢や筋肉の使い方が原因のため、治すのに時間がかかることもしばしばです。

 

目安として、まずは週3~4回通い、痛みやしびれなどの症状を改善させましょう。

痛みやしびれがなくなったら、回数を週1回ほどに減らして様子を見ます。

症状がなくても、定期的に施術を受けてメンテナンスすることで、腰痛の再発防止が可能です。

 

また、痛みがぶり返したり、腰に重さやだるさを感じたりした時点で利用すれば、症状の悪化を防げます。

 

ただし、人によって痛みの強さやこり具合は異なりますから、ここで示した回数は参考程度にしてください。

自分の症状に合った頻度や通院期間は、担当の鍼灸師と相談して決めましょう。

 

鍼ではなく病院での治療が必要なケースは?

長引く腰痛には、筋肉のこりではなく、内臓の病気によって引き起こされるものもあります。

例えば、腎臓結石、尿管結石、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などです。

女性の場合は、子宮や卵巣で炎症が起きている可能性も。

 

これらの病気が原因の場合、鍼治療を受けても効果が見られなかったり、症状がさらに悪くなったりします。

特に、腰痛だけでなく、発熱や排尿障害、時間の経過とともに痛みが増すといった症状があれば、内臓の病気である可能性が大きいです。

 

【病院を受診した方が良いケース】

  • 鍼治療を受けても症状が良くならない
  • 鍼治療で痛みが増した
  • 腰だけでなく、他の箇所も痛む
  • 腰痛以外に発熱や排尿障害などの症状がある
  • どんどん痛みが増している

 

また、慢性腰痛と似た症状を示す腰の病気として、「椎間板(ついかんばん)ヘルニア」「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」「脊椎分離症」「脊椎すべり症」などがあります。

 

いずれの病気も放置していると悪化する危険性があるため、少しでも気になる点があるなら、一度病院で診てもらいましょう。

 

 

慢性腰痛に効果的な鍼治療とは?施術方法をご紹介

ここでは鍼灸院などで行われている、一般的な慢性腰痛に対する鍼の施術方法をご紹介します。

 

症状にかかわらず、鍼治療では、全身に散らばったツボに専用の細い鍼を打っていくのが基本です。

患者は仰向けやうつ伏せ、または横向きの姿勢で施術を受けます。

 

慢性腰痛の場合、痛みを感じている腰以外の筋肉も硬くなっていることが多いです。

そのため、腰だけでなく全身のこり固まった筋肉に鍼を打っていきます。

腰まわりのツボを中心に、背中やお尻、ふくらはぎ、さらに太ももの前側や腹部へ鍼を打っていくのです。

 

ちなみに平川接骨院でも、「トリガーポイントリセット整体」と合わせて「トリガーポイント鍼治療」という鍼治療を行っています。

 

「トリガーポイントリセット整体」とは、指圧によって筋肉のこわばりをほぐしていく、平川接骨院独自の施術メニュー。

一方「トリガーポイント鍼治療」は、鍼で筋肉のこわばりを解消する施術です。

 

一般的な治療院での施術と違い、ツボではなく、筋肉がこわばってできた「トリガーポイント」に鍼を打ちます。

痛みの発生源である「トリガーポイント」に直接アプローチするため、根本的な腰痛解消に効果的なんです。

 

さらに「トリガーポイントリセット整体」でトリガーポイントの位置を正確に捉えてから、鍼治療を行うため、より早い症状改善が期待できます。

 

施術を担当するのは、約200時間の研修を受けた鍼灸師のみで、施術に使う鍼も必要最小限の数に抑えているため、初めて鍼治療を受ける方でも安心ですよ。

実際、当院を利用していただいている約8割の方が「トリガーポイント鍼治療」を受けています。

慢性腰痛にお悩みの方はぜひご利用ください!

 

 

腰痛治療後の注意点や鍼の効果を最大限にするためのポイント

腰痛

鍼治療を受けた当日は、血行がかなり良くなるため、次の3つの行動は控えるようにしてください。

体にさらなる負担をかけてしまいます。

  • 飲酒
  • 激しい運動
  • 長風呂・サウナ

 

当日だけでなく、施術を受けた後は普段の行動にも気を配りましょう。

先ほど解説した通り、慢性腰痛の原因は生活習慣にあります。

腰痛を引き起こした習慣を変えていかなければ、再発しかねません。

 

腰に負担をかけてしまう猫背や重心の偏った姿勢、首を前に出した姿勢を取らないように注意しましょう。

また、長時間同じ姿勢で居続けることや腰に負担のかかる作業は、血行不良や筋肉の損傷を招くため、避けるのがベストです。

 

鍼治療の効果を最大限活かすためにも、少しずつ生活習慣を変えていきましょう。

 

 

慢性腰痛には鍼が効果的!定期的な利用で再発防止も

3ヶ月以上痛みが続くような、なかなか治らない腰痛を一般的に「慢性腰痛」といいます。

慢性腰痛は多くの場合、生活習慣が原因です。

姿勢の悪さや腰の筋肉に負荷のかかる動作によって、筋肉がこわばり、痛みを感じます。

 

慢性腰痛の治療には、鍼治療がおすすめです。

腰まわりを中心に、こわばった筋肉を柔らかくし、痛みやしびれを生じさせる物質を取り除く効果があります。

 

まずは週に3〜4回の施術で痛みを解消し、その後は週1回ほどの頻度で利用すると、腰痛の再発を防げるでしょう。

痛みがぶり返した時や腰の調子が悪い時に、その都度利用するのもおすすめです。

 

ただ、長引く腰痛は内臓の病気が原因のこともあります。

鍼で良くならない場合や腰痛以外の症状がある場合は、早めに病院を受診しましょう。

 

慢性腰痛に対する鍼治療では、腰まわりだけでなく、全身にあるツボに鍼を打っていきます。

腰以外の筋肉もこり固まっていることが多いからです。

 

治療を受けた当日は、飲酒、激しい運動、長風呂を控えるようにしましょう。

また、治療の効果を最大限にするために、普段から姿勢や腰に負担のかかる行動に注意することが大切です。

 

鍼治療の定期的な利用で痛みを予防しつつ、腰痛の原因となった生活習慣を見直していきましょう!

 

大阪府高槻市の平川接骨院では、「トリガーポイントリセット整体」とセットで鍼による施術「トリガーポイント鍼治療」を行っています。

電話、メール、LINEから簡単にお問い合わせ・予約ができるので、ぜひお気軽にお問い合わせください!

 

この記事を書いた人

ハヤシ ヒロカズ林 宏和

<経歴>
2007年4月 平川接骨院 入社
2012年7月 久我の杜平川接骨院 院長
2018年6月 平川接骨院 本院 院長
2019年4月~ 人材部部長

関西で16店舗の平川整体院グループ人材部部長
業界歴15年、全国の学生採用から入社後の技術研修、教育を担当

・柔道整復師 鍼灸師免許取得 
・体表解剖学研究会 修了
・社内体表解剖研修 担当
・ハワイ大学人体解剖研修 修了
・韓国大田大学人体解剖研修 修了

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