鍼に関する知識

2022.01.10

鍼は坐骨神経痛に効果的!その理由や施術方法を詳しくチェック

facebook

twitter

line

    

こんにちは!大阪府高槻市「平川接骨院」柔道整復師の林です。

 

腰・お尻・足などの痛みやしびれといった、つらい症状を伴う坐骨神経痛。

長いこと病院に通い治療を受けているけれど、なかなか改善しないとお困りではありませんか?

 

坐骨神経痛の原因は神経の圧迫だと言われてきましたが、最近は筋肉や筋膜にも原因があることがわかってきました。

そして、痛みの原因となる筋肉や筋膜へのアプローチの1つに「鍼治療」があります。

 

今回は、坐骨神経痛に対する鍼治療の効果や施術方法について詳しく解説します。

坐骨神経痛

 

 

まず坐骨神経痛とは?症状や原因から確認!

まずは坐骨神経痛の症状や原因を確認していきましょう。

 

坐骨神経とは、腰椎からお尻・太ももの裏を通りふくらはぎまで伸びる全長1m以上の神経のこと。

足の運動や、温度の変化や痛みなどの知覚を感知する働きをします。

 

この神経の通り道に沿って、腰・お尻・太もも・ふくらはぎなど下半身に痛みや痺れなどの症状が起こるのが「坐骨神経痛」です。

中臀筋(ちゅうでんきん)、小臀筋(しょうでんきん)、太ももの裏のハムストリングスなどの筋肉に症状が出ることが多いです。

 

通常、症状は左右どちらか一方の足に現れますが、まれに両方に現れることも。

足を伸ばしたり、歩いた時に症状が現れるというのも特徴です。

 

坐骨神経痛の原因とは

坐骨神経痛の原因はさまざまあると言われていますが、特に多いのは腰椎疾患によるもの。

腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなど、腰椎の神経を圧迫すると言われるような疾患がこれに当てはまります。

 

また、運動不足によるお尻の筋肉の衰えが間接的な原因になっていたり、長時間の座位や冷えが原因になったり、腹膜炎や腸炎の後遺症・脚気・子宮がん、卵巣がん、大腸がん、膀胱がんなどの病気によって起こるケースもあるようです。

 

最近は痛みのメカニズムに関する研究がさらに進み、主な原因として今注目されているのは、坐骨神経に沿った筋肉や筋膜のこわばり・短縮です。

 

その筋肉や筋膜へアプローチする治療法の1つが、今回紹介する鍼治療です。

 

坐骨神経痛について、さらに詳しい情報は「坐骨神経痛とは?症状から原因、治療法、予防法まで詳しく解説!」でご紹介しています。

ぜひご参考ください。

 

 

鍼は坐骨神経痛にどう効果がある?その施術の方法とは?

鍼 施術

鍼治療というと、頭痛や肩こりに効くというイメージをお持ちの方も多いでしょう。

実は、坐骨神経痛に対しても鍼治療はとても効果的なのです。

 

鍼治療は坐骨神経に対しどのような効果があるのか、そして実際の施術の方法についても解説します。

 

坐骨神経痛に対する鍼治療の効果とは

坐骨神経痛の原因として最近注目されているのが、筋肉や筋膜のこわばりや短縮。

そして、その筋肉や筋膜へアプローチできる治療法の1つが鍼治療です。

 

鍼治療とは東洋医学における治療法の1つで、専用の鍼を使用して体のツボ(経穴)を刺激して症状の改善を図ります。

 

ツボに鍼を施すことで、生体の機能回復・血流の改善・免疫の活性化などさまざまな効果があります。

最近の研究では特定のツボの刺激で強い鎮痛作用を持つホルモンが分泌されることや、血行促進により痛みや疲労の原因物質を排出させる効果があることもわかっています。

 

鍼治療が坐骨神経痛に効くのは、血行の改善により痛みや疲労の原因物質を排出し、こわばった筋肉・筋膜を柔らかくさせるからです。

筋肉や筋膜がこわばり縮んでしまうのは、血行が悪くなり疲労や痛みの原因物質が溜まってしまっているからと言われています。

 

痛みの原因となっている筋肉のツボを鍼で刺激すると、脳は刺激された部分に傷ができたと認識。

そして傷を治すために血液を送り込むよう働くので、血行が促進します。

 

送り込まれた血液は酸素や栄養を筋肉や筋膜に与えるので、柔らかさを取り戻すことができるのです。

 

また、血行が促進することで痛みや疲労の原因物質も同時に洗い流してくれます。

これが、坐骨神経痛に対する鍼治療の効果です。

 

鍼治療に通う頻度はどのくらいが効果的?

坐骨神経痛の原因となる筋肉・筋膜のこわばりや短縮は、1回の鍼治療で改善する場合もありますが、多くの場合は改善するまでに時間がかかります。

 

治療の頻度は、治療を始めてまもない時期は週に3〜4回、症状が改善してきたら週に1回というように間隔を伸ばしていくのが一般的です。

 

症状が改善するまでの期間は、症状の程度や発症してから治療を開始するまでの期間などで変わってきます。

治療の担当者と相談しながら、治療の間隔を決めていきましょう。



坐骨神経痛に対する鍼治療の施術方法

坐骨神経痛に対する鍼治療は、実際にはどのように行われるのでしょうか。

一般的な施術例や、平川接骨院での施術方法について紹介します。

 

一般的な施術例

鍼灸院などで行われる一般的な鍼治療では、痛みの原因となっている局所だけでなく、全身にあるさまざまなツボを鍼で刺激していきます。

 

坐骨神経痛の場合は、背中・腰・お尻の順に鍼でツボを刺激。

さらに太ももの裏側やアキレス腱などにあるツボも刺激し、血行を促進させるのが一般的です。

 

その他、鎮痛作用を得るために中枢神経(脳・脊髄など)に近い頭部や背部のツボを刺激することもあります。

 

また、原因によってはマッサージやお灸、骨盤矯正を併用して行う治療院も。

治療院によって手技に特色があるので、どのような治療をするのか事前に確認しておくと良いでしょう。

 

平川接骨院での施術方法

平川接骨院では、独自の治療法である「トリガーポイント鍼治療」を提供しています。

これは、当院が創業当時から取り組んできた筋肉に対する治療を鍼治療へ応用したものです。

 

トリガーポイントは、血流不足や酸素不足によって生じる筋肉のしこり。

筋肉への血流が悪くなると、筋肉を動かすのに必要な酸素や栄養の供給が不足してしまいます。

酸素や栄養が不足した筋肉は硬くなってしまい、トリガーポイントとなってしまうのです。

坐骨神経痛の痛みや痺れも、筋肉の血流不足によって起こります。

 

ツボではなく、このトリガーポイントにピンポイントで鍼を刺し、血流を良くさせることで症状の改善を図るのが、トリガーポイント鍼治療。

必要以上に鍼を刺すことは無いので、痛みなどの刺激を最小限に抑えた治療を受けられます。

 

また、施術中は専門の鍼灸師が待機するため、違和感を感じた場合はすぐに対応可能。

最後まで安心して治療を受けられるよう、体制を整えています。

 

 

筋肉・筋膜が原因の坐骨神経痛には鍼治療が効果的!

腰・足・お尻のつらい痛みやしびれを伴う坐骨神経痛。

 

腰椎疾患や病気によるもの、運動不足によるお尻の筋肉の衰えや長時間の座位や冷えなど原因はさまざまですが、原因の多くが筋肉・筋膜のこわばりや短縮であることがわかっています。

 

そして筋肉や筋膜がこわばり縮んでしまうのは、血行が悪くなり疲労や痛みの原因物質が溜まってしまっているからなのです。

 

鍼治療には、血行の促進や疲労・痛みの原因物質の排出といった効果があります。

 

筋肉や筋膜の血行が改善すれば、酸素や栄養が十分に行き渡りこわばりが解消。

さらに溜まっていた疲労や痛みの原因物質も洗い流されるので、坐骨神経痛のつらい症状にも対し効果があるのです。

 

大阪府高槻市の平川接骨院では、坐骨神経痛に対し独自のトリガーポイント鍼治療を提供しています。

痛みやしびれの原因であるトリガーポイントをピンポイントで刺激するので、最小限の刺激でより効果的な治療が可能です。

 

坐骨神経痛がなかなか改善しないとお困りの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

電話、メール、LINEからでも簡単にお問い合わせや予約を行うことができますよ。

 

この記事を書いた人

ハヤシ ヒロカズ林 宏和

<経歴>
2007年4月 平川接骨院 入社
2012年7月 久我の杜平川接骨院 院長
2018年6月 平川接骨院 本院 院長
2019年4月~ 人材部部長

関西で16店舗の平川整体院グループ人材部部長
業界歴15年、全国の学生採用から入社後の技術研修、教育を担当

・柔道整復師 鍼灸師免許取得 
・体表解剖学研究会 修了
・社内体表解剖研修 担当
・ハワイ大学人体解剖研修 修了
・韓国大田大学人体解剖研修 修了

facebook

twitter

line