こんにちは!大阪府高槻市「平川接骨院」柔道整復師の林です。
いきなり腰の強い痛みに襲われて、歩くこともままならなくなってしまう「ぎっくり腰」。
突然やってくる強烈な痛みに、辛い思いをしたことのある方は結構いらっしゃるかと思います。
ぎっくり腰になってしまった時、病院で治療を受けたという人は多いでしょう。
しかし、実は鍼治療でも改善させることができるのです。
そこで今回は、鍼でのぎっくり腰が改善する理由と実際の治し方について詳しく解説します。
目次
鍼でぎっくり腰は治る?原因も詳しく確認!
ぎっくり腰は急に発生し、時には歩けなくなるほどの痛みを伴います。
そんな強烈な痛みを伴うぎっくり腰に、鍼治療が本当に効くのか疑問に感じる方も多いでしょう。
結論からいうと、鍼治療でぎっくり腰を改善することは可能です。
その理由は、ぎっくり腰が起こる原因と鍼治療のもたらす効果にあります。
ただし、数日以上歩行が難しい状態が続く場合や、下肢に痺れが発生している場合は、単なるぎっくり腰ではないケースもあるため一度病院に行くことをおすすめします。
では、ぎっくり腰の原因や鍼でぎっくり腰が改善する理由について、詳しく解説していきましょう。
ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰の正式名称は「急性腰痛症」。
その名の通り、急に起こる強い腰の痛みが主な症状です。
重いものを持ち上げたり、勢いよく起きあがろうとしたり、咳やくしゃみをしたりした際など、何気ない動作をしたときに発症するという特徴があります。
原因は大きく分けると「筋肉の緊張」と「内臓の不調」の2つ。
例えば「重いものを持ち上げようとした」「腰を捻る動きをした」といった動作の瞬間に起こるぎっくり腰は、腰回りの筋肉の炎症が原因であることが多いです。
これは、腰回りの筋肉に負担がかかるような動きや姿勢が続いたことによるもの。
筋肉に負担がかかり続けると血行不良となり、酸素や栄養が不足していきます。
この状態が続くと筋肉は緊張状態になり、何気ない動作でもけいれんを起こします。
このけいれんによる強い痛みが、ぎっくり腰の痛みの正体です。
一方、腸の機能の低下もぎっくり腰に関係があるといわれています。
腸の機能が低下すると、腸を支配する自律神経が乱れて腸の異常を招き、周囲の筋肉を過緊張させて腰痛を引き起こすのです。
咳やくしゃみをした時に起こるぎっくり腰や、頻繁にぎっくり腰を起こす場合は、この腸の機能低下が関係しています。
また、腎臓は腰椎の真横にあるので、ぎっくり腰の原因と関係していることも多いです。
手足で冷えた血液が流れ続けることで腎臓の機能が低下し、腎臓周辺の筋肉が固まってしまいます。
腎臓近くの大腰筋が固まると腰の動きが悪くなるので、腰痛につながってしまうのです。
鍼でぎっくり腰が改善できる理由
鍼灸院で行われる鍼治療は、身体にあるツボ(経穴)を専用の鍼で刺激する治療法です。
ツボを刺激することで、生体の機能回復・血行の改善・免疫の活性化など、さまざまな効果が得られます。
ぎっくり腰は筋肉の血行不良や腸の機能低下が原因であることが多いため、鍼治療による改善が期待できるのです。
ぎっくり腰の原因・症状・治療法などについては「ぎっくり腰とは?その症状や原因、改善・治療方法をチェック!」でも解説しているので、ぜひご覧ください。
鍼でぎっくり腰は治る!その改善方法とは
先ほどもご説明した通り、鍼治療でぎっくり腰を改善することは可能です。
では、具体的にどのような方法でぎっくり腰を治していくのでしょうか?
一般的な治療例とともに、平川接骨院での治療方法についても解説していきます。
一般的な鍼治療の例
鍼治療には、痛みが起こっている部位を中心に治療する局所施術と、身体の本来の機能を取り戻して回復を促す全身施術があります。
局所施術
ぎっくり腰の局所施術の場合、痛みが最も強い急性期と少し和らいできた慢性期で治療の目的が異なってきます。
受傷直後の急性期は、炎症反応が最も強く出ている時期です。
そのため、痛みと炎症を抑える目的で施術が行われます。
ただし、炎症の強い時期は直接腰を刺激することはありません。
手や足にある腰によく効くツボを刺激し、痛みを軽減させるのが一般的です。
慢性期になると炎症は落ち着いているため、筋肉の緊張をほぐし血行を改善させるための施術が行われます。
緊張している筋肉をほぐすために、鍼で直接刺激していくのが一般的な方法です。
症状が重い場合には、鍼から電流による刺激を加えて治療する場合もあります。
全身施術
ぎっくり腰は腰回りの筋肉の過緊張からくるものですが、筋肉が緊張するのにはさまざまな原因があります。
長時間同じ姿勢でいることや運動による負担のほか、腸や腎臓など内臓の不調が原因である場合も。
内臓の不調を整えるための治療として、全身施術は有効な手段です。
そのため、ぎっくり腰の全身施術では腸や腎臓の機能を高めるツボを刺激することが多いです。
ぎっくり腰を繰り返していたり、原因がわからないといった場合には鍼治療を受けて経過を見守るのも良いでしょう。
平川接骨院でのぎっくり腰の治療方法
平川接骨院では「トリガーポイント(痛みを引き起こす筋肉のしこり)」に着目した施術を提供しています。
負担がかかり続けた腰回りの筋肉は血行不良となり、酸素が栄養が不足します。
この状態が続き筋肉が固くなってできたしこりが、トリガーポイントです。
そしてぎっくり腰の痛みも、このトリガーポイントによるものだということがわかっています。
当院では、基本の治療として「トリガーポイントリセット整体」という治療を行います。
トリガーポイントリセット整体®は、手技を中心とした当院独自の治療方法です。
問診や検査で特定したトリガーポイントに対し、重点的な手技治療によって血行を促進させることで症状の改善を図ります。
しかし、トリガーポイントは手では届かないような奥深くにできていることも。
そのような場合に行われるのが「トリガーポイント鍼治療」です。
トリガーポイント鍼治療は、ツボではなくトリガーポイントを直接鍼で刺激する治療方法。
手ではアプローチできない部位のしこりを鍼で刺激し、血行の改善と痛みの改善を図ります。
熟練した確かな手技でトリガーポイントを特定し、ピンポイントで鍼を刺すため治療中の痛みは最小限に抑えられます。
また、施術中は鍼灸師が治療の終了まで待機しているので、何かあった時にすぐ対応することが可能です。
最後まで安心して治療を受けられるよう、体制を整えています。
ぎっくり腰になった直後の対処法も知っておこう
鍼で治療することは可能でも、ぎっくり腰になった直後は痛みが強くて治療院に行くことは非常に困難です。
無理に動いてしまうと、かえって症状が悪化してしまう恐れもあります。
そこで、ぎっくり腰になってしまったた直後にとるべき対処法をご紹介します。
まずは安静に過ごす
ぎっくり腰になった直後は、腰回りの筋肉に強い炎症が起こっています。
この時期に痛みを我慢して動くことは、炎症を促進させてしまい症状が悪化する恐れが。
そのため、発生直後は無理をせず、安静にして過ごすことが重要です。
ただし、長すぎる安静は逆効果。
休んでいる間に筋力はどんどん低下するため、悪化や再発をまねきかねないからです。
痛みのピークは2〜3日目と言われているので、安静期間はこれを目安にすると良いでしょう。
初期は患部を冷やし、動けるようになったら温める
ぎっくり腰の発生直後の患部は、炎症反応により熱を伴います。
患部を冷やすことで、痛みや炎症をある程度抑えることは可能です。
炎症が持続している48時間を目安に、冷湿布や布で包んだ氷のうで患部を冷やすようにしましょう。
冷やしすぎは血流を悪化させる恐れがあるため1回10〜15分とし、一定の間隔を開けながら冷やしていくことが大切です。
ただし、痛めた当日など炎症がひどい場合は冷やすのが効果的ですが、少しでも自力で動けるようになった場合は温めた方が筋肉がほぐれて治りやすくなります。
就寝時は腰に負担をかけない姿勢で寝るをとる
腰に負担がかからないような姿勢で過ごすことも大切です。
ぎっくり腰の発生直後は、仰向けで足を伸ばした姿勢は避けましょう。
この姿勢をとると腰に力が集中してしまうため、痛みを余計に悪化させてしまいます。
丸めた毛布を膝の下に起き、膝を90度くらい曲げると腰への負担を減らすことができます。
左右のうち痛い方を上にして、毛布や抱き枕を抱いて横向きに寝るのも効果的です。
ぎっくり腰の治療に鍼は有効!
腰に突然強烈な痛みが襲いかかるぎっくり腰。
その原因は、腰回りの筋肉の血行不良や内臓の不調による自律神経の乱れです。
身体のツボを刺激する鍼治療には、生体の機能回復や血行の改善といった効果があります。
そのため、鍼治療はぎっくり腰を改善するのにも効果的。
何度もぎっくり腰を繰り返していたり、原因がわからないという場合には一度試してみると良いでしょう。
大阪府高槻市の平川接骨院では、トリガーポイント鍼治療の他、手技治療やハイボルト治療によるぎっくり腰の治療を行っています。
確かな技術をもって、1日も早い症状改善を目指した治療を提供しています。
ぎっくり腰による痛みにお困りの方や対処方法が分からない方、再発を繰り返している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!