鍼に関する知識

2022.03.30

トリガーポイントとツボの違いとは?その関係性を詳しく解説!

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こんにちは!大阪府高槻市「平川接骨院」柔道整復師の林です。

 

整体や接骨院で施術を受けた際、「トリガーポイント」という言葉を耳にしたことはありませんか?

トリガーポイントは、痛みの原因を追求する上で非常に重要なポイント。

 

一方で、「いわゆる”ツボ”とは違うの?」という疑問を持つ方も多いと思います。

 

そこで今回は、トリガーポイントとツボの違いを紹介するとともに、その関係性について詳しく解説します!

湿布

 

 

トリガーポイントとツボの違いを解説!まず「ツボ」とは?

よく聞く身体の「ツボ」とは、鍼灸の診断における身体の反応点、そして、治療における効果的な刺激部位のことを指します。

 

ツボの歴史は石器時代にまでさかのぼり、当時は痛みを和らげるために手や石で身体の表面を刺激していたそうです。

 

はじめはツボの位置が明確に定まっていたわけではなく、痛む部分を刺激していただけでしたが、その後かなりの数の研究や経験が積み重なり、現在の経路を含む「ツボ治療」という考え方に結びついています。

 

また、ツボの概念は東洋医学独特の考え方によるものですが、さまざまな国においてそれぞれの概念や理論があります。

 

ツボにおける経路という概念

ツボを用いた治療において重要なのは、ツボとツボを結ぶラインを含む全体的な「経路」という概念です。

 

経路上にあるツボのことを「経穴(正穴)」といい、刺激することで全身の経絡を調整することで正常に気血を巡らせます。

経穴とは別で、経絡上に存在しない「奇穴(きけつ)」「阿是穴(あぜけつ)」というツボもあります。

 

「奇穴」は位置が正確に定まっていて、すぐ効果のあるツボとしてさまざまな症状の治療に使われています。

 

一方の「阿是穴」は「押すと痛くて気持ちの良い箇所」で、明確に位置が定まっているわけではありません。

 

 

トリガーポイントとツボの違いや共通点、関係性について

トリガーポイント

「トリガーポイント」とは、「過敏化した侵害受容器」と言われています。

正常な組織の損傷、もしくは侵害刺激(損傷する恐れのある刺激)に反応する受容器が、過敏になった状態のことです。

 

トリガーポイントは、筋肉と骨の付着点や筋肉同士の連結点などに多く発生します。

 

発生すると関連痛やしびれなどの症状のほかに、感覚鈍麻や発汗、めまいなどの自律神経症状を引き起こす可能性もあります。

 

トリガーポイントとツボの違いや共通点、関係性は?

トリガーポイントとツボは、7〜8割一致しています。

どちらも「押すと痛い」ということは共通していて、かつてツボと言われていたものが、トリガーポイントのもとになったと考えられています。

 

つまり、トリガーポイントが発生しやすい箇所は、昔の人がツボとして治療していたものといえるでしょう。

 

トリガーポイントは一般的に筋肉の中で発生するため、筋肉上のツボと筋膜トリガーポイントは一致します。

また、筋肉中以外にも皮膚や腱、靭帯などの結合組織に現れるトリガーポイントを考えれば、トリガーポイントとツボは一致するということになります。

 

しかし、トリガーポイントには経絡という概念がありません。

そのため、全体的な経路を含めた「ツボ」という概念とトリガーポイントは一致しないのです。

 

トリガーポイントとは?その意味や生じる原因、施術方法を解説!」でも詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください!

 

 

トリガーポイントの放置は良くない!施術方法とは

トリガーポイントは、放置すると関連痛を引き起こしてしまう可能性があります。

関連痛ともとのトリガーポイントが一致すればマッサージなどで治療することができますが、関連痛は必ずしもトリガーポイントの場所と同じ場所に発生するわけではありません。

 

発生源の特定も難しく、症状が連鎖を起こして症状が複雑化することも考えられるため、トリガーポイントを放置せずに治療を行う必要があります。

 

トリガーポイントの詳しい治療方法に関しては、平川接骨院の「トリガーポイントリセット整体」をご覧ください。

 

 

トリガーポイントとツボには深い関係性が!違いを知って正しく治療を

整体や接骨院でよく聞く「ツボ」とは、鍼灸の診断における身体の反応点、そして治療における効果的な刺激部位のことをいいます。

 

一方で「トリガーポイント」とは、「過敏化した侵害受容器」のことで、正常な組織の損傷や損傷する恐れのある刺激に反応する受容器が、過敏になった状態のことです。

 

ツボとトリガーポイントは7〜8割一致していて、トリガーポイントが発生しやすい箇所を、昔の人がツボとして治療していたものといえます。

 

トリガーポイントとツボの違いは、点と点をつなぐ「経絡」という概念があるかないかです。

 

また、トリガーポイントは放置すると関連痛を引き起こしてしまう可能性があり、場合によっては症状が複雑化してしまいます。

トリガーポイントが発生したら、すぐに治療を受けるようにしてください。

 

大阪市高槻市の平川接骨院では、治療はもちろん、生活習慣のアドバイスまで、経験豊富な柔道整復師が総合的にサポートいたします。

電話、メール、LINEからでも簡単にお問い合わせや予約を行うことができますので、辛い痛みがとれないと悩みを抱えている方、「トリガーポイントリセット整体」を受けてみたいという方はぜひお気軽にお問い合わせください!

 

この記事を書いた人

ハヤシ ヒロカズ林 宏和

<経歴>
2007年4月 平川接骨院 入社
2012年7月 久我の杜平川接骨院 院長
2018年6月 平川接骨院 本院 院長
2019年4月~ 人材部部長

関西で16店舗の平川整体院グループ人材部部長
業界歴15年、全国の学生採用から入社後の技術研修、教育を担当

・柔道整復師 鍼灸師免許取得 
・体表解剖学研究会 修了
・社内体表解剖研修 担当
・ハワイ大学人体解剖研修 修了
・韓国大田大学人体解剖研修 修了

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